性病の初期症状はすぐに発症するものから潜伏期間を経て発症するもの、また症状が現れにくいものなどあります。また男性と女性でも症状の現れ方が違いますので、気になる方は検査キットなどで簡単に調べることも可能です。

性病の種類と初期症状の現れ方

性病にはさまざまな種類があり、その症状や潜伏期間などは一緒ではありません。性病の中でももっとも認知度の高い病気はHIVです。HIVというのはエイズウイルスのことを言い、正式名称はヒト免疫不全ウイルスと言います。この病気の特徴は、感染してから発症までの期間が、ほかの性病と比べて長いことです。HIVに感染してから長い潜伏期間が終わると、つぎに1週間~2週間ほどの初期症状が現れます。HIVの初期症状は、発熱、リンパ節の腫れ、咽頭炎、発疹などがあります。このほかにも筋肉痛や下痢など色々とありますが、症状には個人差があります。そしてHIVでよく言われていることは、初期症状が風邪ととても似ているため、個人では区別することが難しいということです。つぎに性病の中でも比較的感染者数が多い病気は淋病です。淋病の特徴は、ほかの性病と同時感染しているケースが多いところです。そして男性が感染した場合、ほとんどの人が自覚症状があります。逆に女性が感染した場合は、自覚症状がない人が多いです。初期症状として男性は、排尿時の痛み、尿道の不快感やかゆみ、尿道から膿が出るなどがあります。そして女性の場合は、性器のかゆみ、下腹部の痛み、不正出血、おりもの増加などです。初期症状が現れても放置をしていると、病気はますます悪化し深刻化していきます。そして性病の中でも歴史の深い梅毒という病気は、長期間かけてじわじわと体中をむしばんでいくという特徴があります。初期症状では、初期硬結という小指程度の赤いしこりが現れます。初期硬結は引っ込んでなくなる場合と、潰瘍になる場合の2つがあります。このように性病にはそれぞれ特徴があり、初期症状の現れ方も違います。

性病が気になる方は検査キットを

性病に感染したかもしれないと思っても、病院に行くのは恥ずかしいという人も多いのではないでしょうか。普通の感染症と違って、性行為によってうつる病気であるためプライベートをさらけ出すようで、病院に行くのをためらってしまうという人は多いものです。間違いなく感染をしているという場合であれば、観念して治療のために病院に行けるけれども疑いがあるという状態では気が重いという人は少なくありません。しかし、もし性病に感染をしているのであれば悩んでいる間に病状はどんどん進行をしてしまうことになりますし、他の人にも迷惑をかけてしまう恐れがありますから放っておくわけには行きません。そこで、病院に行かずに感染の有無を確認することができる方法として、性病検査キットがあります。これは家にいながら性病の検査をすることができるキットであり、尿などを採取して専門の機関に変装をすることで後日検査の結果を通知してくれるというサービスになっています。完全に匿名で利用をすることができるので、誰にも知られることなく検査をすることができ感染の可能性自体、誰にも知られたくないという人であっても安心して受けることができます。また、人と直接会うわけではありませんから検査に対するハードルも低いものとなっているため、病院に行くのは恥ずかしいという人でも気軽に検査をすることができます。陰性であればそれで安心をすることができますし、陽性だった場合には当たり前のことですがその時こそは病院行にって適切な治療をしてもらうようにしましょう。
治療をしないのであれば、検査を受けた意味が全くなくなってしまいますから、そのようなときには素直に病院に行くことが大事です。

性病の早期治療とお薬情報

性病のひとつにエイズがあります。エイズとは、(AIDS、後天性免疫不全症候群)のことで、HIV(エイズウイルス)が人体に感染し、病原体の侵入から身体を守っている免疫系に障害を与え免疫不全状態となることをいいます。HIVは免疫機能の指令系統を破壊することから、さまざまな病気に対する抵抗力が弱くなり、病気にかかりやすくなります。世界で一番最初に症状が確認されたのは1980年代のアメリカを皮切りに、急速に世界中に拡大してきました。現在世界でHIV感染者は3700万人程度で、その内の60%程度の多くの感染者はアフリカに集中しています。発症までの時期が個人によって異なるので、早期治療の開始が重要です。治療は抗HIV薬の投与で逆転写酵素阻害剤、プロテアーゼ阻害剤、インテグラーゼ阻害剤、侵入阻害剤があります。治療は、これらの薬剤を症状に合わせて組み合わせて多剤併用療法が取り入れられています。この薬によって、体内のHIVウイルスの増殖を抑えます。しかしこれらの薬でもってもHIVを除去することは現時点ではできないので、生涯飲み続けなければなりません。抗HIV治療の医療費は1か月で15万円~と非常に高額で、患者一人あたり生涯に支払う医療費は、約7000万円程度とも算出されています。そのため抗HIV治療者は身体障害者手帳を取得しています。昨年2015年、東京都内で確認されたHIV感染者は過去最多との報告がありました。これらの病気は密接に関わっています。梅毒はトレパネートという病原菌が性行為などを通して皮膚や粘膜の小さい傷から体内に入り感染します。かつては不治の病とされていましたが、現代では完治する病気です。梅毒感染者は、感染していない人と比較すると、そのHIVへの感染率は2~5倍と高くもなり、大変危険です。